秋櫻子とその時代

倉橋羊村著。講談社。

秋桜子、ご存じですか？
私は名前しか知りませんでした（苦笑）
俳句の人、とは知ってましたよ。教科書に載ってましたし。
それ以上は。


「ホトトギス」。子規が作り、虚子が跡を継いだ俳句雑誌です。
その全盛期。
大正〜昭和の時代、「馬酔木」を立ちあげ、虚子と反目し、昭和俳壇を作り上げる黎明期までの秋桜子に関する評論です。

この本の目線が秋桜子だからでしょうか、虚子がとても嫌な人に見えました。
虚子がいいと言った句がすばらしく、虚子が駄目と言えば駄作になる。
そんな独裁的なところがなかなか。。。


俳句、なんてものは決まり事が多くてあまり好きになれないんですが、その分奥が深いんだろうし、やってみてばきっとおもしろいんでしょう。
興味があるようなないような。

日記でも書いてみよう

初めて使ったけど、wordみたいに使えるのね。
なんだか五月蠅いけれど。

とりあえず、読書日記にします。
よろしく。


過去記事はよそからの転載です。
基本的に、書いているものは家にある本だと思ってもらって間違いありません。

図書2冊

「フェンネル大陸真王伝」
高里椎奈（だったはず）。
弟から借りました。
あいかわらず良くも悪くもない話のようです（苦笑）
読むのを止めるほどつまらなくもないし、続きが気になって仕方ないほど面白くもない。
微妙だなあ……


「レイン」吉野匠。アルファポリス。
ネット小説からの書籍化です。外伝含め、現在７冊が刊行。
正統派ファンタジーです。
よくある話だけれど、なかなか楽しいです。

ひとめあなたに……

新井素子。角川書店。 復刊、だそうです。 後１週間で地球に巨大隕石が落ちる。 そうニュースで告げられ、日常が消え去った。 そんな中、骨肉腫になって自暴自棄になっていた鎌倉の恋人に会おうと、 江古田から歩いて出かける主人公。 彼女が出会う静かな狂気を持った人々。 連作短編のような話です。 新井さん、２０歳の時の作品だそうで。 うん……新井さんらしさがもう出てますね。 人の書き方がね…… 静かに怖いんですよ。 というか、人間のこんな面を切り取るのか、って。 そんな感じ。 あまり上手いわけじゃないと思うんですよ。 そんなにおもしろいとも思えない。 けれど、なぜか読んでがっかりすることはない。 なんだか得な人だなあ、と思ってしまうｗ とはいえ、私が新井さんの本を読んだのはこれが２冊目。 菅さんと間違えて買ったって言うのは内緒の話ｗ