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forget-me-not

読書日記として利用予定。 載せる本は9割以上が購入した物です。
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夜の語り部

ラフィク・シャミ(著)松永美穂(訳)。西村書店。


舞台は1950年代のシリアのダマスカス。
言論統制が行われる政権下。
語り部という職業が現役で活躍していた頃。
ラジオは普及したけれどテレビはまだの頃です。
馬車の御者だった語りの上手いおじいさんがいました。
ところが、語りの妖精が彼の言葉を奪っていったのです。
彼の7人の友人達は知恵を出し合い、7つの物語を聞かせたら言葉が戻るということになりました。


連作短編集のような物語です。
現代版アラビアンナイトを念頭に置いて書かれたらしく、シェラザードの名前が出てきます。
イスラム教区で、当時の生活が生き生きと描かれています。

シャミはドイツでM.エンデと並び称される(らしい)児童文学作家だそうです。
ノスタルジーのような、メッセージ性の高いような、そんな話です。
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